高知デジタルカレッジ
【アプリ開発人材育成講座 オンラインJavaコース~最終成果発表会~】

2021年11月6日、オンラインJavaコースの最終成果発表会が高知城ホールで開催されました。

講座内容

 県内のIT企業でも多く使われている「Java」というプログラミング言語を用いて、プログラミング技術の習得やサーバーの構築方法など、サービスやシステムを開発する工程を本格的に学び、実践的なスキルを身に付ける4か月のオンライン講座です。また、Javaエンジニア必須のプログラミングの考え方「オブジェクト指向」に加え、WebのしくみやJavaServer Pages/Javaサーブレット、データベース連携など、Javaを用いたWebアプリケーションの開発スキルを基礎から実践まで学びます。受講生は、県内企業への就職・転職につながる即戦力人材となることを目標に、学びの習慣を身に付け、常に新しい技術を習得し続けられる自走できるエンジニアを目指すと同時に、ポートフォリオを作成し県内企業への就職活動も行います。

 7月から始まった本講座は前半にHTML/CSS、Javaの基礎を学び、9月に中間発表会としてそれぞれの進捗に応じて成果物や学習中の内容を発表しました。後半は、Javaサーブレット等の動的なWebサイトを作成するためのプログラムを学んできました。そして、今回の最終成果発表会に向け、学習のまとめとして「既存サイトの改修、機能追加」をテーマとした課題に取り組み、10名の受講生が成果物を発表しました。また、県内IT企業9社が参加して、受講生の発表後、受講生と交流をする時間を設けました。

4か月間のカリキュラム

  • HTML/CSS(Webページを構成・デザインするために必要な言語の習得)
  • Java基礎(プログラミングの基礎やオブジェクト指向プログラミングの考え方などの習得)
  • Javaサーブレット(サーブレット・JSP・MVCモデルの考え方やデータベース/SQLといった内容を学習、本格的なWebアプリケーションの構築)

当日のスケジュール

  • 13:00~ 開会の挨拶・発表内容説明
  • 13:20~ 発表会
  • 15:50~ 参加企業説明
  • 16:20~ 各企業ブースに分かれ交流

開会の挨拶

 開会にあたり高知県商工労働部産業デジタル化推進課長 濱田より受講生と参加企業に向けて挨拶がありました。
濱田:「約4か月間、本当にお疲れ様でした。現在、高知県ではIT人材に関する有効求人倍率が約1.8と売り手市場になっております。そんな中、本日はIT企業9社にご参加いただいておりますので、この講座で身に付けたスキルを企業にアピールしてください。そして、この4カ月の成果を楽しみにしております。本日がゴールではなくスタートだという気持ちで頑張ってください。」

講師であるコードキャンプ株式会社の高橋さんからもエールが送られました。
高橋講師 :「学業や仕事と両立させてここまで学習を継続できたことは素晴らしいことです。本日は自信を持って発表を頑張ってください!」

最終発表

 開会の挨拶が終わり、いよいよ最終成果発表が始まりました。

 大手検索サイトとの差別化を図った地域密着型のグルメ検索サイトや社内の情報管理ツールを作成した方、課題にはない機能を新たに追加した方、作成したサイトを実際に動かして問題なく機能することを証明した方など、どのようにユーザーに届けたいのか、利用しやすくするためにはどうすればよいのか、独自の考えを基に作成した成果物を発表しました。

 受講生の発表に対して企業からは以下のコメント等をいただきました。
「地元に特化した検索サイトをつくるという課題設定が素晴らしい」
「週何時間学習されていましたか?」
「オブジェクト指向の理解が早かったそうですが、それは講師との連携が上手く取れていたからでしょうか?」
「エンジニアは自分の中に閉じこもって他人を意識することを忘れがちになる職業と言われますが、どうやってユーザー目線に立とうとされたのでしょうか?」
学習の仕方やエンジニアとしての思考を探るような質問もあり、受講生は緊張しながらもアピールをしていました。

 講師として受講生を支えてきた志賀さんからもコメントがありました。
志賀講師:「プログラミングは面白くてとても奥が深いです。今後、皆さんにあの時プログラミングを始めてよかったなと思ってもらえれば嬉しいです。今は始めたばかりで、できない事があってもエンジニアとしての道を歩み出したと思って楽しみながら技術を磨いてください。これからは自分ではなく、コンピューターに働かせる時代になりますから、この講座に参加したことをきっかけに人生を大きく変えて新しい働き方に切り替えるポイントにしてください。皆さんの素晴らしい未来を願っています。」

 発表後、受講生にこれまでの学習について感想を聞きました。
「毎日できない事とできるようになった事の繰り返しで楽しくもあり、もの凄く長く感じた。」「作業時間の確保が難しく、前日の夜中遅くまで発表の準備をしていた。」など、この講座へかける想いが伝わりました。

IT人材を募集している企業との交流

 発表の後は、IT人材を募集している県内企業による会社説明が行われ、各企業ブースを設けて受講生と交流を行いました。今回は、AIやIoTを用いてモノづくりを支えるシステムを開発している企業や、在宅ワークが可能な企業、民間や自治体のネットワーク構築や業務システム開発を行っている企業など沢山の企業にご参加いただきました。中には、実際に去年の受講生を採用している企業も参加して、受講生は積極的に交流を行いました。

 講座が終了した後も、高知県が就職・転職に関して個別に面談を行い、オンラインでの会社説明会を実施するなど、引き続き皆さんの就職・転職をサポートしていきます。

参加企業(五十音順)
アビリティーセンター株式会社
株式会社オルトプラス高知
株式会社シグナル KUROSHIO BASE
四国情報管理センター株式会社
株式会社SHIFT PLUS
株式会社DONUTS
株式会社Nextremer
株式会社ミロクリエ
ワールドビジネスシスコム株式会社

代表自ら会社説明を行う企業もありました

まとめ

 7月に始まったオンラインJavaコースも最終成果発表会を終え、無事に終了しました。お仕事をしながらのスケジュール調整など大変だったと思います。就職・転職サポートに関しては、入社後のギャップ(働き方や業務内容などの相違)がないように「就業体験コース」を設けており、現在県内企業2社が受け入れを申し出てくださっています。デジタル化が進み、IT企業に限らず様々な分野でIT人材が求められている中で、本講座の卒業生がIT人材として活躍することを期待しています。