AIビジネス活用講座「AIリテラシー講座」

高知デジタルカレッジでは、県内企業がAIをビジネスに活用するための知識やスキルを学ぶ機会として、以下の3講座で構成される「AIビジネス活用講座」を実施しています。「AIリテラシー講座」では、日本ディープラーニング協会(JDLA)のG検定合格、AIエンジニア育成講座ではE資格取得を目指します。

  • AIを自社のビジネスに活用するためのAIの基礎を実践を通して学ぶ「経営層向けAIハンズオンセミナー」
  • AIに関する基礎知識からビジネスでの利活用の方法を学ぶ「AIリテラシー講座」
  • AIを正しく理解し、実装を推進するための知識と実践を学ぶ「AIエンジニア育成講座」

本レポートでは、2021年9月29日、10月1日、10月7日に開催された「AIリテラシー講座」について、初日(9月29日)の内容について報告します。

イントロダクション

講座の冒頭、主催者の高知県商工労働部産業デジタル化推進課長の濱田から挨拶がありました。「AIの導入はハードルが高いと考えられている方も多いと思いますが、今回紹介させていただく中小企業の取り組みを参考にしていただき、取り入れやすいところから取り入れていただきたいです。11月6日のG検定合格に向けて頑張ってください」と受講生へエールが送られました。

主催者挨拶の後、本講座の運営事務局である、株式会社zero to one代表取締役CEOの竹川さんからご挨拶の後、本講座全体の構成について案内がありました。本講座では、オンラインで「人工知能基礎」「G検定実践トレーニング」を受講し、G検定合格を目指します。また様々な分野のAI活用事例紹介を交えながらAIに関する理解を深めていく内容となっています。

講座概要説明の後に、竹川さんからAIについての理解を深めるため、AIをめぐる動向、AI分野の問題、ディープラーニングについての手法や研究分野、産業への応用に関する具体的事例の説明がありました。竹川さんから、AIとの付き合い方として「『何のためにやるのか?どのような課題を解決したいのか?』ということを振り返ることが大切である」とのお話がありました。

事例紹介~農業×AI~

講座の後半は、AI活用事例紹介へと進みます。

最初の事例紹介は、「農業×AI」について、AGRIST(アグリスト)株式会社 取締役兼最高執行責任者高橋さんがご登壇されました。高橋さんは、家族とともに宮崎県新富町に移住後、人手不足という農業課題を解決するために、AIを活用した収穫ロボット開発を行っています。地域に根ざし、地域の農家とともに、地域の課題を解決していくために収穫ロボットを開発し、データ解析から構築したシステムと環境をパッケージ化して世界の農業課題を解決することを目指していて、新しい農業のコンセプトとして、人とロボットの共存共栄を掲げています。「テクノロジーは手段であって目的ではない」「当事者に寄り添うことが大切」「AIが人間の仕事を奪うのではなく、人との共存が大切」と述べられ、「地域を活性化することやアグリテックを活性化するためは、人、モノ、金が大切だと考えており、エンジニアが働きやすい場所の確保も必要だ」とお話をいただきました。


AIリテラシー講座は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、Zoomでのオンライン開催となりましたが、講師陣と受講生が上手くコミュニケーションを取りながらスムーズに進み、今後の講座に向けてよいスタートが切れました。AIリテラシーを高め、実際の業務にお役立ていただくとともに、11月のG検定合格に向けて、受講生の皆さまには頑張っていただきたいと思います。