Issue+Tech2021@Kochi
ITプログラミングキャンプ-最終発表会-

2021年11月3日に、ITプログラミングキャンプ(Issue+Tech2021@Kochi)の最終発表会をちより街テラスちよテラホールで行いました。

本講座は、 県内の大学生、専門学生、高専生がプログラミングを学んで、高知県の課題解決に挑戦する2か月間の講座です。参加学生は9月にオンラインで開催された「中高生向けITプログラミングキャンプイベント」にもメンターとして参加し、中高生にプログラミングを教えながら掲示板やチャットボット、ホームページの作成をサポートしました。そして、今回の最終発表会では、事前に県内企業が持つ課題についてヒアリングを行い、その課題を解決するシステムを開発し、課題をご提供いただいた企業をお招きして発表を行いました。

発表会場の様子

発表スタート

発表会冒頭、高知県商工労働部産業デジタル化推進課長の濱田から「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けほぼオンライン開催となりましたが、運営の皆様にご協力いただきオフラインよりも効果があったのではないかという感想もありました。世の中の変化にしなやかに対応するのはとても大切なことです。オンライン開催で皆さんが経験したことは大きな財産になると思います。本日はこの2か月の成果の発表を楽しみにしています」と挨拶がありました。その後この2か月間のプロセスをまとめた動画が放映され、受講生はこれまでの自分たちの取り組みを振り返りました。

各チームによるプレゼンテーション

各チームは、担当した企業についての紹介のあと、 企業にヒアリングした課題の説明、課題解決に向けた成果物発表とプログラムのデモンストレーション、今回の取り組みから学んだことを発表しました。

社内の情報伝達を改善するため重要な連絡が目に留まりやすくなるシステムや、ユーザーが知りたい情報をチャットボットで提供するシステム、これまで紙ベースだったものをチャット形式でやり取りできる業務効率化システムの開発などの課題解決策がありました。中にはプログラムを構築後、テストデータを作成し想定通りの結果が得られるのかを確認した本格的なシステム開発をしたチームもありました。

学生からはこの取り組みを通して「初めて使う言語で最初は戸惑いもあったが役割を決めて仲間と助け合って開発ができて良かった」「自分たちが考えたデザインがHPになったときに達成感を味わうことができた」「依頼者の意図を汲み取り何を伝えたいかをHPに反映させるのが難しかった」という声がありました。

企業との交流

後半は、ご参加いただいた企業が抱えている他の課題に対して受講生全員でアイデア出しをするワークショップを行いました。受講生はコミュニケーションツール「Slack」に思いついたアイデアをリアルタイムで投稿し、企業のご担当者がピックアップした気になるアイデアについて受講生が説明しました。

採用に関する課題には「SNSで社員の日常を発信する」、自社のコンテンツを若年層に届けたいという課題には「ショート動画を作成したり作成者の顔など人柄が見えるとよいのでは」という学生ならではのアイデアが沢山出ていました。また、企業からは事前に用意されていた課題以外にも「今の学生が困っていることは何?どういう事が経験できる活動なら参加したいと思う?」といった質問があり、地域の課題解決に向き合う学生と本音の会話をする場面もありました。

県内IT企業のご紹介と就職サポートの案内

盛り上がりを見せたワークショップの後は、高知家IT・コンテンツネットワーク事務局による県内企業のご紹介と就職活動についてのアドバイスがありました。高知県にはIT企業が50社以上あり、今回参加学生が取り組んだようなシステム開発を行っている企業があることや、IT企業以外にも様々な業界でIT人材が求められていること等が紹介されました。

IT・コンテンツネットワークの紹介

エンディング

最後に受講生をサポートした講師・メンター・運営事務局から「皆さんの世代は自分たちで課題を見つけて解決していくことになり、それがテクノロジーに繋がっていきます。これまでとは違う時代になっていくと思いますので、これからも皆さんを応援しています」「この講座をきっかけにできたチーム同士の繋がりをなくさず、これからもコミュニケーションを取っていただければいいと思います」「成果物を見ると短時間でよくここまで成長したと感じました。普段はこのようにチームで課題解決に挑む機会はなかなかないと思います」「チーム開発をオンラインで行うことは難しかったと思います、今後どんな仕事をやることになっても今回の経験を生かしてほしいと思っています」「今回挑戦したことはプログラミングだけでなくこれから歩んでいく道でも重要な事ですので、 これからもチャレンジ精神を持って勉強してください 」とそれぞれ熱いメッセージが送られ最終発表会は終了しました。

運営、講師、メンターからメッセージが送られました

まとめ

この講座を通して、オンラインで人に教えることや、課題解決のためのプロセスを学ぶことができたことは貴重な体験となったのではないでしょうか。今回はじめてプログラミングを習った学生もいましたが、これを機にプログラミングの学習を続けて就職活動や今後のチャレンジに活用していただければと思います。