スマートフォン/タブレットアプリ開発講座~最終成果発表会~

2022年1月15日、スマートフォン/タブレットアプリ開発講座の最終成果発表会が高知共済会館で開催されました。

この講座はスマートフォンやタブレット向けのアプリケーション開発技術を習得することを目的とし、4か月間に渡って開催されました。

9月から始まった本講座は、開発環境の構築(Androind Studio)、Kotlinの基礎文法、スマホアプリの画面デザインなどを学習し、いくつかアプリを作ったあとに、自分でオリジナルアプリを作るという内容でした。

詳細カリキュラムについてはこちらをご覧ください。

当日のスケジュール

  • 13:30~ 開会の挨拶・発表内容説明
  • 13:40~ 発表会
  • 15:00~ 講師からの総評、今後の学習についての案内
  • 15:30 閉会

開会の挨拶

開会にあたり、高知県商工労働部産業デジタル化推進課課長補佐谷内より受講生と参加企業に向けて挨拶がありました。

4か月にわたり、普段の業務がある中、相当な努力をされたと思います。消費者行動が変わり、LINEなど日常の中でアプリを使う方が増えてきています。大きな業務システムを使わなくても、勤怠管理や特定の業務をアプリで行うというシーンも出てきています。身近なところでもアプリを使ったビジネスチャンスが生まれてくるので、日常の業務の改善や、新事業でぜひ身につけたスキルを発揮して欲しいと思います。

受講生からの発表

開会の挨拶が終わり、いよいよ最終成果発表が始まりました。

本講座では、「業務、私生活を便利にするアプリを作成する」という最終課題が受講生に課せられていました。当日は受講生が、4ヶ月間の振り返りや開発したアプリケーションの説明、学んだことや身についたことを発表しました。

「朝に目覚まし1回で起きられず無駄な時間を過ごしてしまう」という課題を解決するゲームアプリ、家の中の物の在庫管理ができるアプリ、UI/UXにこだわった駐車場料金計算アプリ、社員証をかざすとドアが開くという実用的なアプリというように、全員がオリジナルアプリの構想をしっかり考え、発表されていました。

開発した機能だけではなく、身の回りの課題を整理して本当にそのアプリで課題が解決するのかを実際使って検証してみた方、使いやすいUI/UXにこだわって開発をされた方もいました。

プログラミング言語を学んだ講座ではありましたが、受講生からは開発言語以外にもたくさんのことを学べたという声が相次ぎました。

Kotlinの情報が少なく、調べながらアプリ作成をするのにとても苦労しましたが、自分で調べて解決するということができるようになりました。アプリ開発は難しいイメージがありましたが、自分でも作れる!と思うようになりました。

カリキュラム外のことでしたが、自分で調べながらGUIを使って画面表示や画面遷移を作成しました。これまでHTML/CSSを使って画面を開発していましたが、今回は画面表示や動きを確認しながら開発ができるので、わかりやすかったし楽しかったです。UI/UXを作る楽しさに気づけたので、仕事で開発するときもUI/UXを意識して開発をしていきたいです。

業務で開発はしていましたが、「オブジェクト指向」を改めて理解することができました。また、スマホアプリの仕組みを理解でき、普段利用しているアプリの機能やその仕組みに興味を持つようになりました。仕事では高知の課題を解決するようなサービスを開発していくので、スマホアプリも選択肢の一つとして今後提案できるように学習を進めていきたいです。

また、今回はプログラミング経験がある方を対象とした講座だったため、すでにお持ちの技術と今回学んだ技術を組み合わせて成果物を作った方もいらっしゃいました。

開発されたスマートロック解除アプリ

実際に会社のオフィスで使うために、社員証(NFCカード)を使ってスマートロックを解除できるものを作りました。アーキテクチャを工夫して耐障害性を高め、メンテナンスもしやすいようにしました。

開発環境のアップデートや、外部ライブラリをプロジェクトに取り込むのにとても苦労しました。いろいろ調べて回避することができ、また新しいツールも使えるようになり技術の幅が広がりました。

スマホのセンサーでNFCカードを読み取り、スマホのbluetoothを活用してドアを開錠するという仕組みで、その場でスマートロックを操作する実演をされていました。

講座の範囲外で、開発環境を作ったり外部ライブラリを取り込んで、試行錯誤をしながら動くものを作っていくという、エンジニアの苦労と心構えについて、他の受講生も刺激になったようでした。

それぞれの発表の後には、講師からも質問やコメントをいただきました。

文献が少なく、他の人から情報が得られないときにこそエンジニアの真の力が発揮されます。公式のドキュメント更新が追いついていない場合もあり、コードを実行してどういう動きをするのか把握する必要があるので、自分で調べて解決する必要がすごく大事になります。これからも色々と調べながら、より高度なものを作れるようになってほしいです。

スマホは、センサーやカメラ、アラームなどたくさん標準機能がありとても優秀なデバイスです。標準機能やAPIを組み合わせることでアプリとしてできることが増えるので、ぜひ組み合わせることを意識してみてください。

同じ会社から参加された方もおり、技術の高さに感心したり、質問やコメントが飛び交ったりと和気藹々とした発表会となりました。

講師からのコメント

最後に、堀内講師から4か月の講座を終えた皆さんに向けメッセージをいただきました。

講座で学んで終わりではなく、自分で手を動かしてアプリを作り続けてください。1時間で完成するくらいの小さなアプリでも良いので何度も作っていくことで、調べたりより良い書き方ができるようになって成長していきます。

エンジニアは新しい技術を勉強し続けていかないといけないので、今後のスキルアップについて非常に具体的なアドバイスになったのではないでしょうか。

また、他のデジタルカレッジの講座で学んだ方々が任意で運営しているコミュニティがあることも紹介され、講座後も学び続け、横のつながりが作れる機会があるということがわかりました。

受講生の感想

発表会終了後、参加されていた受講生の方、発表を見に来ていた上司の方に感想を聞いてみました。

弊社では、高知の地域課題をITの力で解決するために、人材育成に力を入れています。今回の講座でアプリ開発を学んだので、サービスを考えるときにアプリ活用も提案できるようになり、非常に良かったです。

新しい技術の習得ということで、非常に興味があり楽しく学べました。研修と普段の仕事を両立することは大変でしたが、技術の幅が広がりよかったです。

今回スマホアプリ開発という新しいことに取り組み、仕事で提案できる技術の幅が広がりました。チーム内でも共有していきたいです。

普段の業務をやりながら新しい技術を取り入れることはとても大変ですが、受講生の皆さんは新しいことを学んでとてもワクワクしている様子でした。講座が一つのきっかけになり、新しい事業展開の可能性を感じられるような会となりました。

最後に

9月に始まった講座も最終成果発表会を終え、無事に終了しました。お仕事をしながらのスケジュール調整など大変だったと思います。

これまでスマートフォン/タブレットアプリケーションの開発経験がなかった受講生も、アプリでのサービス提供という新しい選択肢が増えて、業務の幅が広がったようでした。

今後、地域課題の解決事業や業務の中で学んだ知識が生かされることを期待しています。