システム開発人材育成講座 中間発表会
令和4年10月22日、システム開発人材育成講座の受講者が、これまでの4か月間で学んできた内容や、習得したスキルなどを発表する中間発表会が、高知共済会館で開催されました。会場には人材の獲得を考えている県内企業が複数出席し、企業ブースでの説明会を通して受講者と交流しました。
■中間発表会プログラム
- 開会
- 受講者による発表会(前半)
- 参加企業による企業紹介
- 受講者による発表会(後半)
- 企業ブースでの企業説明会
- 閉会
●受講者による発表会
今回、発表を行ったのは受講者21名。一人当たり7分の持ち時間で、これまでに学習したHTML、CSS、JavaScript(ホームページ等の見た目を作る技術)などを活用した学習課題について、それぞれが工夫した点や苦労した点、学習する中での気づき、今後のチーム開発に向けて取り組んでいきたいことを発表しました。
※発表内容(一例)
- 掲示板の作成
- HTMLを活用したグルメサイトの作成・拡張
- JavaScript課題作成
- Big or Small Gameの作成
●発表の様子
発表では、受講者は個人単位で作成したオリジナルのスライド資料を用いてプレゼンテーションを行います。また、今回発表に使用されたスクリーンにはコメントスクリーンの機能も採用されており、視聴者の感想や応援コメントがリアルタイムで流れる様子も見られました。
また、発表を終えた受講者ひとり一人に対しても、講師陣からフィードバックコメントがあり、普段からモニタリングをして感じていたことや、発表内容に踏み込んだ具体的なアドバイスなども寄せられました。
★受講者が発表した、気づきや今後の目標
- プログラミングコードを書く際に、見やすくて分かりやすい綺麗なコードを書くことを意識するようになった。
- 普段の仕事でITやプログラミングを意識したより踏み込んだアイデアが生まれるようになった。
- 自分が作成したプログラミングが動いたときに感動した。
- チームの人を助けられるよう、しっかりと実力をつけていきたい。
- 自分でHPを作成してみて、ウェブサイトのUIやUXを意識するようになった。
- 実際にエンジニアの方々や仕事に触れてみて、習慣化の重要性を強く感じた。
●参加企業による企業紹介
会場では、参加している企業12社による簡単な企業紹介も行われました。会社概要をはじめ、受講者の学習していることが活かせるような事業内容の紹介もあり、「実際の開発現場のチーム体制」や「仕事ではどんなスキルが必要になるのか」など、各々具体的な説明を交えながら自社のPRを行いました。
●企業ブースでの企業説明会
受講者による発表後には会場に企業ブースが設けられ、受講者と企業のマッチングが行われました。参加した企業からは「中間発表の資料がとても分かりやすく、内容からも自分の作ったものに責任を持つ意識を感じた」、「具体的な業務のイメージを受講者にお伝えすることで、今後の活動に役立ててもらいたい」といったコメントも寄せられました。
●講師コメント
今期の受講者は、本業や育児をしながら参加されている方も多い中、どの発表も4か月間の取り組み内容が見えてくる成果物で感動しました。また、受講者の気づきや今後の目標を聞いていると、受講者にエンジニアとしてのマインドの変化が訪れているのを感じます。講座後半では、受講者たちのさらなる成長に期待したいです。